鹿児島・奄美大島で開かれた国体の相撲競技に参加する選手が、旅客機の重量規定に反する恐れがあるとして、日本航空(JAL)が臨時便を運航した。選手は伊丹、羽田から奄美に向かう予定だったが、全員が同じ便に乗った場合、燃料不足で安全な着陸ができない可能性があったという。



JALは運航計画を作成した際にこの問題に気づき、伊丹から乗る予定だった14人を羽田に移動させ、羽田から乗る予定だった一部の選手も含めて計27人を奄美行きの臨時便に搭載した。奄美空港の滑走路は2000メートルほどで、大型機の離着陸が難しいため、機体変更では対応できなかったという。

奄美大島は「土俵の数が日本一の島」とされ、地域の豊年祭では子どもから大人までが奉納相撲を行う。現在、大相撲には12人の力士が所属しており、明生、大奄美の2人の関取が活躍している。国体では奄美市教委国体推進室長は「好角家への奄美のアピールになった」と話した。





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