故ジャニー喜多川氏の性加害問題で揺れる芸能界に衝撃が走った。旧ジャニーズ事務所(現SMILE―UP(スマイルアップ).)から独立した形で近く新設される予定の、タレントのマネジメントや育成を担う新会社の社長に内定していた東山紀之氏が、就任を辞退したことが30日、関係者への取材で明らかになった。

東山氏は、旧ジャニーズ事務所の看板グループであるSMAPの元メンバーであり、現在は俳優や歌手として活躍している。旧事務所が今月2日に開いた記者会見では、旧ジャニーズ事務所が性加害問題の被害者への補償業務に専念する一方で、近くタレントのマネジメントなどを担う新会社を立ち上げ、両方の会社の社長を東山氏が兼務する方針を明らかにしていた。



しかし、その後、東山氏は旧事務所との関係を断ち切る決意を固めたという。関係者によると、東山氏は「ジャニーさんの行為は許せないし、被害者の方々に心からお詫び申し上げたい。しかし、旧事務所はその責任を全く取ろうとしない。私はそんな会社と一緒に仕事をすることができない」と語ったという。



東山氏は、新会社の社長就任を辞退するとともに、旧事務所との契約も解除した。現在はフリーの立場で活動しており、今後は自らが代表を務める個人事務所を設立する予定だという。



東山氏の決断に対して、旧事務所からは公式なコメントは出されていない。一方、新会社は東山氏の後任として、元TOKIOのメンバーである城島茂氏が社長に就任することが決まったという。

性加害問題で揺れる芸能界において、東山氏は被害者や世論に寄り添う姿勢を示した。その一方で、旧事務所や新会社は今後どのような対応をするのか、注目が集まっている。

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