大リーグ選手会は2日(日本時間3日)、選手間投票で選ぶ「プレーヤーズ・チョイス・アワード」の受賞選手を発表した。エンゼルスの大谷翔平投手は、両リーグの年間最優秀選手「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」で最終候補入りしていたが、2年ぶりの受賞を逃した。
栄冠に輝いたのはブレーブスのアクーニャJr.外野手だった。打率.337、41本塁打、106打点、73盗塁をマークし、史上初の40本塁打&70盗塁を達成した。地区優勝にも貢献したアクーニャJr.は、米老舗メディア「スポーティング・ニュース」が先月発表した今季MVPも受賞しており、選手からも圧倒的な支持を得ている。
大谷は今季、投手として10勝5敗、防御率3.14、167奪三振を記録した。野手としても打率.304、95打点、OPS1.066の成績を残し、44本塁打で日本選手初の本塁打王に輝いた。MVPこそ逃したが、ア・リーグ最優秀野手「アウトスタンディング・プレーヤー」では2021年以来、2年ぶりの選出となった。
大谷とアクーニャJr.は同じ1994年生まれで、「同期」と呼ばれる仲だ。今年のオールスター戦では、アクーニャJr.が大谷から写真を求め、「カモン!」と応じた大谷が話題になった。両者はそれぞれ異なるリーグで活躍し、ファンからも注目されている。
来季も大谷とアクーニャJr.の活躍が期待されるが、プレーヤー・オブ・ザ・イヤーの座はどちらが獲得するだろうか。両者の競争は今後も続きそうだ。